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タイヤ日記

2016.07.17

新型ピレリ P-ZERO インプレッション

 

ピレリのフラッグシップタイヤ、P-ZERO。

この誰しも知る銘柄に、新作が登場しました。

 

これまでの、フラッグシップ = P-ZERO

NEWモデルも = P-ZERO

 

名前が全く同じなんですよね。。。

言い換えればフツーなのかもしれませんが、やはり分かりづらい。

Pゼロ2 くらいにしてほしかったね。

 

ま、ともあれ。

軽くインプレッションできたのでご報告。







 

 

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画像 1961.jpg



























クルマは、BMW F30型 3シリーズ。

330e と呼ばれるいわゆるハイブリッドモデル。

ある程度(以外にスゴイ!)、パワーもあって、そして電気なので静か。

グリップ&静粛性をチェックするには、もってこいの車輌です。





 

 

 

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この車の純正タイヤは、ランフラット。

新しいPゼロもランフラットが設定されていますが、

こちらは、ノーマルタイヤ。

ランフラットじゃ、乗り心地もインプレッションできませんからね。

 



 

 

使用サイズは、235/35R19 を前後4本。



 

 



画像 1962.jpg



 

 

 

 

 

 







今回のNEW P ZERO

面倒くさい事に、パターンが2種類。

今回の、『ラグジュアリー』 と呼ばれるデザインと、

『スポーツ』 と呼ばれるもの。

 



 

 

 



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(参考画)

 

 





 

内側は、同じ。

外側の最終トレッドが少し違いますね。

サイドウォールには何も変化はありません。

タイヤがそれなりに詳しい方で無い限り、判別は難しそうです。

コンパウンドも少し違いはあるようです。

ラグジュアリーは、転がり抵抗の改善、ウェット性能と寿命が向上が図られているようです。

 

 

ピレリ社いわく、

世界のハイパフォーマンスカーとのコラボを経て、

より多くの純正装着を目指している銘柄。

車種専用タイヤなのである。

だから限定的なラインナップとなる。

 

インチアップ派、ドレスアップ派には、

サイズの組み合わせによって、前後でデザインが揃わない!という事態が発生することでしょう。

一長一短ですが、私はこれにはあまり賛同できませんね。

『どんなクルマでも堪能できる銘柄』であるべきだと考えます。

ま、今はそこはいいか。

 

 

 



画像 001.jpg

 

 

 











走り始め。

まず、スポーツタイヤなのに、静かな部類ですね、間違いなく。

これでフツーのガソリン車なら、ノイズでもっと静かに感じるはずです。

乗り心地も、BMW特有の突き上げ感を除けば、

クッション性能も大いに合格ライン。

当たり前ですが、超ハイスピードは判りません。

が、ピレリのフラッグシップなんだから当然問題ないでしょう。

簡単なレーンチェンジも、振りっ返しも少なく安定的。

私の印象としては、ミシュラン PS3&PS4、ダンロップ マックスRTに

近いように感じました。









 

ピレリ = 固め

この図式が変わり始めてきています。

最近のネロGT、ヴェルデ系もそうですが、

メーカーの方向性が少しマイルド路線になってきたように感じますね。

ミシュラン、コンチネンタルに近づいてきた感じ。

値段は、これまでのPゼロと同価格に設定されていますので、

欧州3メーカーに比べれば、お買い得になりますね。

あとは、実際に減ってきた後の問題。

5分山程度までは、どの銘柄も良いのは当たり前。

そこからの性能の維持がどこまでつづくのか? 

それはこれからです。

まずははじめの一歩。

良い印象でNEW P-ZERO。

スタートしたと思います。















PS



価格設定ですが、これまでのモノとは違う事が判明しました。

メーカーからの値引き率が全然違うんです!!

そう、高いんです!

これまでの様に、ピレリがお買い得では無いようです。

もちろんこの 『新作のPゼロ』 に限った話ですが。

正直、欧州3メーカーとそこまで変わらないかな??

とにかく値段での優位性はこの銘柄にはないようです。